ここ最近、いくつか多人数が死傷する交通事故が続いてますが、
ちょっと違和感を感じることが。

京都・亀岡の事故では、少年たちが遊び回って居眠り運転のあげく、
児童の群れにつっこんだわけですが、テレビ報道などで、
「道路の状況はどうなっていたのか」
「安全路を設けることで避けられたのではないか」
といった論調がけっこう見られました。

一方で、関越のバス事故では、運転手がある程度休憩をとっていた事実が
明らかになってきても、テレビなどでは、
「運転手の管理体制はどうなっていたのか」
「旅行会社に問題があったのでは」
といった論調が主流になってます。

で、私個人は、高速道路の壁面って、けっこういきなり切れ目があったりして、
前々から、あれ、つっこんだらアブナイよなあ、と思ってました。
高速道路って、けっこう雑な施工を見かけるような…。
もちろん事故を起こした運転手に責はあるけど、
「万が一事故ったら致命傷」になりそうな構造、車両ってどうなんでしょうね。

一方で、亀岡の少年たちがふだんどんな生活をしてて、
それに対して、親教師がどんな管理をしてたか、って話はあまり出てこない。
あんなの、ノーブレーキで後ろから突っ込んできたんだから、
道路がどんな構造になってても防ぎようがないのに、
えんえん、テレビでは「交通を警察が誘導してれば」
「通学路にはガードレールを設けろ」みたいな論調の番組が多かった。

実際、この2件って、コインの裏表だと思うんですけどねえ。
なんか気持ち悪い。