格安SIM+SIMフリー端末+テザリングの、ノウハウ貯まったので、ざっくりメモ。
とりあえず、端末代1万円、月額770円で、LTEの通話・テザリングなどが可能になってます。

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■格安SIM
提供会社は、楽天、NTT Com、U-NEXT、日本通信、DTIなど。
基本は、ドコモXiのMVNO(OEM供給)なので、下り最大112.5Mbps/上り最大37.5Mbpsが最大性能。
ただ、料金プランなどにより「速度上限」が設けられているタイプが多い。
(例:低価格だけど、最初から100kbpsなどの低速度で固定)
「容量上限」もあり、これを超えると速度上限が発動する、というタイプもある。
この条件が各社さまざまで、料金もバラバラ。

機能差のポイントは「速度上限」「容量上限」「SIM形状」など。

※基本は、データ通信オンリー。
「電話」(通話/MNP/SMSなど)に対応しているのは、日本通信ぐらい?
LINEのように、2段階認証でSMSを使うサービスなんかだと、登録できない場合あり。

■具体例
・BIGLOBE LTE
月額980円 上限1GB月 速度112.5Mbps
メリット:安心ブランド、「Wi2」が無料で利用可能になる
デメリット:とくになし

・OCNモバイルONE
月額980円 30MB日 速度112.5Mbps
メリット:安心ブランド
デメリット:とくになし

・日本通信フリーData
月額1560円 上限なし 速度200kbps
メリット:音声通話が可能、MNP対応
デメリット:速度ショボい

・U-mobile*d
月額680円 上限1GB/月 速度112.5Mbps
メリット:安い
デメリット:上限に達すると2000円に跳ね上がる

・ServersMan SIM LTE 100
月額490円 上限なし? 速度100kbps
メリット:もっとも安い
デメリット:速度遅い

■格安SIMの購入方法
各社のサイトで購入可能。ヨドバシカメラなどの量販店でも販売されている。Amazonでも販売されている。
購入時あるいは購入後に、氏名や連絡先の登録が必要(登録しないと使えない)


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■SIMフリー端末
上記のSIMを、差し込むことで利用可能となる。
いわゆる「白ロム」(端末ROMに契約回線番号、アドレス、契約者情報が書き込まれて無い端末)であることが必要。白ロムなら、中古でも可。
「赤ロム」(盗品、不正手続き購入端末、端末代金未払いの物)は、通信会社により停止される。

■SIMフリー端末の購入方法。
購入は容易で、代表的なものは「Nexus 5」「iPhone 5s」など。公式サイトから購入可能。
またAmazonでも、白ロムのドコモ端末新品が格安(1~2万円)で多種類が販売されている。
LTE対応していない端末では、FOMAでの使用となる点に注意。


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■具体例:格安SIM「BIGLOBE LTE」
「速度112.5Mbpsで使いたい」「追加料金は使いたくない」という点で選択。
もっとも安いのは、「エントリープラン」(SIM1枚、上限1GB、上限超過時は速度制限あり)
月980円だが、BIGLOBE会員(接続サービス利用者)なら月770円で利用可能。
Wi-Fiサービス「Wi2」も無料だし。

※接続サービスを使っていなくても、BIGLOBE会員になる“裏技”
「パナソニックhi-ho」に、月額無料の「hi-ho CHECK会員」コースがある。
hi-ho CHECKは、他社サービスの決済用サービス。これに登録。
hi-hoの会員は、BIGLOBEのベーシックコースに無料登録できる。
そのうえで、「BIGLOBE LTE」に申し込む→BIGLOBE会員扱いになる。
これで、月額770円運用が可能。
「BIGLOBE LTE」料金なども、hi-ho CHECK会員での決済となる。

※料金の発生時期に注意
「BIGLOBE LTE」は、「利用を開始した日」ではなく「SIMを宅急便で受け取った日」が
利用開始日として登録される。29日に受け取っても、当月料金が発生する可能性あり。
770円だけど、節約重視の場合は注意。


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■具体例:格安端末「華為Ascend HW-01E」
2014年1月時点で売価1万1000円という、格安LTE端末。
販売開始は2012年11月。Android 4.0。
実際には「SIMフリー端末」ではなく「ドコモ端末」だが、MVNOなので使用に問題はなし。
対応:高速起動、ワンセグ、おサイフケータイ、GPS
非対応:赤外線、防水、おくだけ充電

多少もっさり感はあるけれど、使用感は可も不可も無し。
ドコモのアプリ多数搭載済み。有料アプリもあり(FSKARENなど)。
6GBの内部ストレージ。アプリとかは、ここに保存。
16GBのmicroSDHC付属。音楽とか壁紙は、これにUSB経由でほりこむことになる。
(背面ケースを外さないと抜き差し不可)

“中国の軍事産業の隠れ蓑”といわれる華為なので、ちょっと気持ち的には落ち着かないが(笑)。
ケースとかの選択肢がないので、女性には不人気かも。
※華為技術の通信インフラ製品は、カナダとオーストラリア、インドでは排除されてます。
与太話かもしれませんが、レノボのパソコンも、欧米の政府機関では使用禁止だとか。

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■SIMを差し込むと

1日ほどで開通。
開通すれば、操作画面のアンテナに色が付き、「LTE」「H」などの文字が表示される。

データ通信のみのため、スマホ待受け画面では「通信サービスはありません」と表示される。
電話アイコン、spメールアイコンも、グレーのまま。

半月ほど使って、通信量は100MBいかないぐらい。
動画などはいっさい見ないが、Twitter、Tumblr、メールはがっつり使用。
BIGLOBE LTEは、上限1GB月で、速度制限型なので、たぶん問題なさそう。


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■動作を止めたアプリ

MVNOだと、dメニューなどのドコモ独自サービスは利用できない。
不要なものは削除・利用停止してOK。
Androidアプリは、アンインストールだけでなく、動作停止(無効化)が可能。

※動作を止めたほうが、メモリ節約などになりそうなアプリ
Ascendアプリ、dメニュー、docomo Wi-Fi簡単接続、Huawei入力方法、iコンシェル、NOTTV、Simeji、エリアメール、オートGPS、おサイフケータイ関連(Suicaで代用可)、ドコモバックアップ、ドコモ位置情報、遠隔サポートなど

なかには「dマーケット」みたいに、削除も停止もできないアプリがある。

※Google Play開発者サービス
ちょうど2013年末ぐらいから本格導入された、Androidのアプリ。Google謹製。
「Google Play」という名称が付いているが、実際にはOAuth認証などに使われるため、
地図、YouTubeなどの利用時にも必要となる。そのため、動作を止めると、頻繁に警告してくる。
メモリをけっこう使うっぽいが、削除しない方が気楽。


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■導入アプリ:IP-Phone SMART
格安SIMは、基本的に音声通話には対応していないので、IP電話アプリを導入する必要がある。

「IP-Phone SMART」は、FUSIONが提供するIP電話。
Skype(電話番号無し)や050Plus(月額有料)などと比べ、
「電話番号を付与」「受話だけなら無料」ということで導入。

通話料金・利用状況などは、PCサイトで確認可能。
つながらなかった場合の留守電サービスもあり。

音声品質はボチボチ。別アプリ「Acrobitssoftphone」を導入することで、コーデック入れ換えて改善可能。

■導入アプリ:Battery Doctor
バッテリー節約系のアプリ。電力低下時のWi-Fiの自動切断、画面輝度変更などを行ってくれる。

類似アプリはたくさんあるけど、評価が高く、機能も多いので導入。
「画面ロック時の自動タスク削除」機能があるため、メモリ整理系ソフトの約割も果たしてくれる。

これまた不安な、韓国Kingsoft製のアプリだが、ざっくり検索した限りでは、とりあえず悪評はない。

HW-01Eは、最初、同じくKingsoft製の「Clean Master」の導入を進めてくるけど、
「Battery Doctor」があれば、おおむね不要かも。

■導入アプリ:Super SU
root化(脱獄、スーパーユーザー化)したAndroid端末を、一時的に戻すためのアプリ。
「テザリング」した場合などに必要となる。

■導入アプリ:POLARIS Office
Microsoft Officeのファイルを、スマホで閲覧するためのアプリ。
Google Play Storeではなく、Amazon Storeで汎用版が販売されている。
昔は100円だったけど、いまは1200円になってしまった。

■導入アプリ:Y!スマホマネージャー
Androidスマートフォンのデータ整理ができるPC向けのツール。

製品にも「HiSuite」という同等のツールが付属してくるけど、
Y!スマホマネージャーのほうが使いやすい。

systemフォルダなども覗けるので、バックアップに便利。
導入すると、Yahoo! JAPANアプリ、Yahoo!ブラウザー、Yahoo!ファイルマネージャーが
Androidに入るけど削除しても可。

■ブラウザ
Android用FirefoxとかMercuryは、ちゃんと同期しないので、見切った。
PC(Firefox)、iPhone(Mercury)、Android(Chrome)で、相互にやりとりしたり、同期させたりで
不格好ながらなんとか運用してる状態。
キレイにブックマークを同期させるのは難しい。

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■テザリング

まず大前提として「MVNOのSIMは、テザリングはできない」。

※ドコモ端末は、テザリング時に専用のAPN(dcmtrg.ne.jp)に強制的に変更される。
そのため、SPモード契約がない状態ではテザリングが出来ない。

HW-01Eの「設定-その他-無線とネットワーク」には、「テザリング」という項目があり、
アクセスポイントの設定、USBテザリング・Wi-Fiテザリングの開始が可能で、
一見正常に動作しているように見えるが、実際に通信はできていない。

■root化
「端末をroot化すれば、テザリングが可能になる」とされている。

HW-01Eは2013年10月頃まで、root化の手法が見つかっていなかった。
現在はrootが可能で、ネットでツールキットが流通している(FREE WING、猫屋敷工房など)。

root化には、ツールキットと、本体付属の「HiSuite」(のなかのドライバソフト)が必要。
「HiSuite」は華為のサイトからダウンロードすることも可能。

root化すると、保証はなくなるが、そもそもAmazonで買っている携帯なので、保証なしみたいなもん。
万が一、文鎮になっても、自己責任で納得できるならいいのでは(1万円だし)。

root化したうえで、systemフォルダ内の「build.prop」書き換え(すでに書き換わっているかも)。
247行め「ro.config.hw_tethering_apn=false → true」

■テザリングの実際
HW-01Eをroot化しても、Wi-Fiテザリングできなかった。あいかわらず通信が通らない。
ただし、「USBテザリング」は可能になった。
PCなら、USBケーブル接続することで、HW-01Eを通信に使うことができる。
このへんは、時間ができたら再挑戦。

■root化をしなくても
アプリ「APN切り替え」をテザリング時に使うことで、root化しないで使える場合もあるようだ。
HW-01Eは、非対応バージョンのAndroid 4.0以降のため、「予期せぬ例外」となり、正常動作しなかった。

また「FoxFi(SIM端末側)+PdaNet(スマホ側、PC側)」を導入することで、
Bluetoothテザリングが可能らしい。「Klink」というアプリもあるらしい。
無線にこだわっていないし、PCぐらいしかテザリングしないので、
「USBテザリング」つかえればOK。よって、これらは試していない。


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■root化の弊害
root化すると、人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ」が起動しなくなる。
起動しても、画面が黒くなったのち、ホーム画面に戻ってしまう。
不正ツール対策の一環と思われる。
ガンホーは姿勢を公言していなかったが、2013年12月のバージョンアップで、
パズドラのroot化対策を強化し、一切起動不可にしたと、アナウンスした。

「一時的にroot化を解除(unroot)できるアプリ」というものがあり、
Google Play Storeでも公開されている。
それを使えば、以前のパズドラは起動可能だったが、現在は不可。
実際、そういったアプリの1つ「superuser」で、tempunrootしても起動できない。

ただし、別アプリ「supersu」で、root化解除(superuser無効)すれば、
パズドラが起動可能(2014年1月時点)。
ただ、いつ起動不可能になってもおかしくはないので、
空いている他端末があるなら、パズドラのプレイヤーデータを移行するのがオススメ。

類似事例では、LINEゲーム「パタポン」が、警告画面を表示するようになる。
これは警告のみで、動作制限はない。了解すれば、アプリを起動できる。