見てきました。以下、ネタバレ無しで感想おぼえがき。



面白いとか面白くないとか、すごいとかすごくないとか、
もうそういうのを全部突き抜けて、
「いいもん」を見せてもらったという感じです。
点数とか付けられない。そういう存在とはちょっと違う感じです。

ものすごく練った、隙の無いシナリオ、とかいうのでなく
ある意味、ただただもう、庵野総監督の撮りたかったものを
ひたすらこだわって緻密に撮ってつなげただけ、ともいえる。

けど、そのこだわりが凄すぎて、荒唐無稽なのにリアリティがハンパない。

この映画から、戦争ガーとか、核の恐怖ガーとか、自衛隊ガーとか、311ガーとか
いろいろ読み取ることもできるんでしょうけど、あんまり意味が無い。
「そりゃ、巨大生物が東京に現れたら、こういう対応になるよね」としか思えない。

いまの若い特撮ファンとかはわからないのですが、
ぜんぜんオタク趣味が市民権を得て無くて、
ゴジラやウルトラマンや怪奇大作戦の面白さを力説しても
「特撮映画=子供向けののちゃちな映画」とさんざん馬鹿にされて、
でもって、実際に見せると、たしかにちゃちなシーンもあって、
あーってなって悔し涙を流して。

そんなオッサンオタクにしてみれば、胸を張って
「ここまで日本の特撮は凄いし面白いんだ!
子供じゃなくて大人の鑑賞に堪えられるんだ!」と
いえる映画だというのが、一番胸熱な部分のように思います。


これこれ、これを、見たかったのよ。
これこれ、これを、みんなに見てほしかったのよ。


ストーリーについては、ある意味超絶シンプルなため、
そこに文句いう人も多そうですが、私はどうでもいいです。

稀代の彫刻家が、全力を出して、一刀彫りで、ものすごい彫刻を作った、
みたいなもんで、その出来上がった作品が、
仏像だろうと鳳凰だろうとポケモンだろうと、そこはどうでもよく、
技巧のすごさ、匠の技を堪能させてもらった、という満足感でいっぱいです。

だから、自分の感想も、楽しかった面白かった凄かった、よりは、
「満足した」が一番近い感じです。

あと、ネタバレにはならない範囲で、気になったこととしては
「音楽」
ですかね……。
いやまあ、わかるんですが(笑)。さすがに好き嫌いが分かれると思います。