昨夜の就寝前に読み始めたら、最後まで読んじゃった。

どうということのない、内容でしたねえ。肩すかし。

暴露本としては、まあ元内部の人間ですから、ほとんど知っているようなことばかりでした。
格別の新事実はとくになし。きちんと真贋の見分けがつくなら、
一般の受け手でも、報道されていることから推察しうる範囲ではないでしょうか。

とりこぼしなのか意図的なのかは分かりませんが、いくつかの大きめな事件が言及されていないことが気になりました。
意図的に削ったのか、すでに忘れたのか、はたまた永島さんさえ知らなかったのか…
そういうわけで、全体的な暴露量はさしてなし。タイトルにもある「アングル」についても、とくにこれぞといった話はなし。

これだったら、2ちゃんねるのWJスレやマ管さんのまとめサイトのほうが、
よっぽど正確だし、暴露も多いし、団体崩壊の核心に迫ったドキュメンタリーでは(笑)と思いました。
もちろん当事者の重みもあり、流れを追った構成は読み応え十分。
#どちらかだけではもったいない。書籍とスレまとめとを、併せて読んでこそ、
#おもしろさも深みも倍増すると思います。時間軸にそって読んだら言うこと無し。

それほどに、永島さんの見方というものが鈍っているというか…気持ちは分かるけど一面的なように感じます。
「無能社員ばかりだった」といった記述については、私はかなり違和感を感じます。
決してスキルが低い人ばかりでもなかったし、各種報告はちゃんと成されていたはずです。
単に、それのチェックを永島さんが怠っていたのではないか、
ちゃんと目を通さないで「俺は知らなかった」と言っているのではないか、という印象です。
#社員がなにをやっているか分からなかった、というよりも、
#逆に社員も永島さんが何をやっているか、何を考えて動いているのか、
#分からなかった部分のほうが多いのでは…(感覚によるので断言は避けます)

自分を「専務」ではなくて「アイデアマン」という役職でとらえていたんでしょうね。地獄のアングルの中でもそう感じさせる記述が目立った。
でも、それは、少人数の会社の責任者としては、守備範囲が狭すぎというか…
それは、複数社員が「無責任」のレベルじゃあ?と感じていたように思います。
都合の悪いことや嫌なことは、耳を塞いで「なかったこと」にしてしまう傾向というか。
(もちろん、その間も、現実は着々と悪化していく…)

あと、「逐一2ちゃんをチェックしてた」うんぬんについては、100%ありえないと断言。
実をいえば、永島さんはWJ幹部の中では、そもそも2ちゃんを気にしていなかったほうですし。
パソコンにも近寄らない、触らないをある意味貫きとおしていた。
(だからこそ、社内の営業状況、経理状況に最後までうとかった、ってことが証左になるのではないかと)
毎日スレを印刷できるような金銭的・時間的余裕すら、WJにはなかったですしね(笑)
いかにも永島さんらしい駄法螺(褒め言葉)だと思います。
ちゃんねらに向けての、悪く言えば最後ッ屁、良く取ればサービス発言みたいなものですかねぇ。


このように、いくつか事実面とか整合性面で気になる部分はありますが、
まあ誇張癖がまた出てるなと笑える範囲であって、格別に異を唱えるという気もなくなりました。


売れてくれるといいなあ、そいでもって当方の未払分も払ってくれるといいなあ、と思いました。

まあ「いまさら」ってことで、これでオシマイ。

※2004.12.25追記
 まさにいまさらな話だけど、なぜか昨夜の寝入りばなに思い出したことあったのでメモ。
 長州さん欠場のときだったか、レイバーユニオンのときだったかはもう忘れたけど、
 「永島さんもリングにあがって、スキットにからんだほうがいい」って意見が
 社員やWJ番記者から出されたんだけど、永島さん完全拒否。
 理由は「漫画になるから」(?)だった。
 …長州さんのアングル拒否を批判できない、と思った。