この半年間動いていた書籍ですが、やっと世に出すことができました。
重厚な翻訳書だけに、かなり大変でしたが、関係者のみなさまに心より感謝いたします。

進化するWeb~セマンティックWeb
斎藤信男・萩野達也:監訳 Dieter Fenselほか:編

ジャストシステム出版部
2004-10発行・定価4800円・B5変形472ページ



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まだまだ、認知度の低い「セマンティックWeb」という言葉。
まさにこれからの技術なわけで、じわじわとでも売れてくれればと思います。一言でいえば「各サイトに意味づけを行い、サイト同士が自動的に情報交換・制御を行うための技術」と申しますか。実装はRDFによるのが基本でしょう。ティム・バーナーズ・リーは「相互創造(intercreative)」と呼んでいます。

たとえば、今だとRSS=XMLによる情報配信がありますが、これらの情報を、人間がリーダーで読むのではなく、Webサイト同士が読み合って自動的に洗練・結合させていくような仕組みが考えられます。

知らない間に、サイト同士が情報交換していくなんて、ちょっとサイバー(´∀`)・゚・。・゚゚・*:。.。:*
もともとが人工知能研究をバックボーンにして登場してきた概念なのです。ばりばりの専門書ですし、誰でも手が出るタイプの本ではありませんので、まずは「セマンティックWeb」という言葉だけでも覚えていただければと思います。