東京都現代美術館で開催中の「日本漫画映画の全貌」展を見てきました。
私は、アニメも漫画映画もくわしくないんですが、なかなかおもしろかったです。
カタログを買おうかどうか迷ったのですが、自分が一番惹かれた、戦前の漫画映画に関する部分が薄く、東映動画・ジブリ関連の絵が多かったので、止めてしまいました(類書がいくらでもありますから)。

・世界初のアニメ「ファンタズマゴリー」は、スゴカッタ。十分に現代的な試聴に耐える完成度。

・戦前の日本漫画映画は、“切り絵”で作られていたんですね。ビックリ。

・「こねこのスタジオ」のキャラ原画がかわいかった。「萌え」を感じました。当時の動画表現では、このかわいらしさを再現することはムリだったのか…

・「安寿と厨子王丸」の山椒大夫が、「からくりサーカス」のパンタローネにそっくりだということを知りました…(^_^;)。あごひげの造形とか、表情の印象とか。パクリと言うよりオマージュだと思いますが、ついぞ指摘を見かけたことがないので、ファンには既知の事実なんでしょうか。

●日本漫画映画の全貌(主催の日本テレビのコーナー)
 http://www.ntv.co.jp/mangaeiga/index.html

※美術館は撮影不可でしたので、隣接している木場公園でのワンショットを。
AH-K3001Vの画質は、妙にノスタルジックな色調になるのでおもしろい。